Panhardの事


今週末はコッパデ小海でしたね。
もちろん、イタリア在住のσ( ̄∇ ̄;)・・は、見にも出るにも行けないんですが、

このコッパデ小海、画像の1962 CD Panhard LM Protoが来る事で有名です。
1962年に製作されたルマン24時間に出場するためのプロトタイプ、
Panhard Dyna系のエンジンを使った軽量マシンです。


ベースになったPanhard Dyna自体、トヨタ・スポーツ800に大きな影響を与えた、
軽量スポーツの代名詞みたいな車ですが・・
こちらは純粋な耐久レーサー。


オールアルミの850cc水平対向2気筒OHVエンジンは、軽量なだけでなく、
各部に特殊なベアリングが使われ、そのベアリングはミスト潤滑にするなど、
徹底的なロス低減策が執られた結果、レース用では60馬力を発生するに至ります。


合わせて、薄肉のアルミボディも軽量なだけでなく空力を考慮した結果、
ご覧のとおりの流麗なフォルムを保ちながら、車両重量は560kgに収まります。

もともと、このマシンが日本で現存する事自体が・・

 奇跡みたいな話。なんですが、

名前も、もちろん顔も知らないオーナーの方には、是非とも大事にして頂きたい・・
と思う今日この頃・・

ひとつ謎なのは、1962年のルマン24時間には、
DB (Deutsch & Bonnet Dyna Coupé)も、CD Dyna Coupéも、
共に、panhard 702cc として出場している事。
下のLM64は、ちゃんと848ccで出場してます。

この車には、どっちのエンジンが載っているんだろう?

一方その頃・・・本国であるフランスでは、64年のルマン24時間出場車そのもの・・
1964 CD Panhard LM64が売りに出てます。。

こちらで売りに出てますが・・
お値段は・・・460,000ユーロ。

あ〜〜あ・・宝くじ・・当たらないかなぁ・・・・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ...